行ってきました、ルーブル展。 このブログによくコメントを寄せてくれるS米さんといっしょに。 美術館に行くには「朝いちがいいのよ」と言うS米さんの提言に従い、待ち合わせたのは上野・公園口 午前9時。 もう娘も大学2年になり、早起きとお弁当作りからすっかり遠のいたひょっこりにとっては、早起きは久々のプレッシャー でも20年来のママ友で同い年のS米さんからの誘いが嬉しくて・・・朝6時にはぴたっと目が覚めてしまったよ。 上野駅で会った私たち、 「あのさ~ 7時過ぎにお化粧して8時に中央線に乗る自分てなんかOLみたいじゃん なあんて思いながら出てきたわ」って。 しかし実は2人ともOLさんなら絶対しないチョンボをしていたことも判明 S米さんは神田の乗り換えで山手線の内回りと外回りを間違え品川方向に向ってしまい・・・ロスタイム(いい味だしてくれてるワ) そして実は私も神田の乗り換えにチト戸惑い・・・しかし、おのぼりと思われたくないと、人と同じ流れでいったん改札のほうに行き、携帯をひろげ待ち合わせだぞみたいな小芝居をしながら乗り換え表示をゆっくり確認してから乗ったのね~。まったくなにやってんだか それにしても分かりにくいゾ!神田駅! まあ蛇足?前フリ はこんくらいにして・・・苦笑しながら会場へ。 開館と同時は大正解! 待ち時間「0分」の表示に投げキッスをおくりながらの会場入りよ 今回の「ルーブル」のテーマは17世紀のヨーロッパ絵画。 オランダ、スペイン、フランスなどの美術史の中でも「黄金の世紀」と呼ばれる世紀の絵画の数々だそうです。 この時代は、なんでも レンプラント、ベラスクス、フェルメール、ルーベンス、ブッサンなど、キラ星のごとく美術史にその名を残す作家たちが活躍した時代だそうだ。 ちょっと時代背景に首をつっこめば、17世紀初頭はヨーロッパはまさに大航海時代! 画家たちにとっては、ヨーロッパを縦横無尽に移動し、その感性を磨いていた時代なんですね~ 逆に、美術家や科学者にとっては明るい時代でも、農民や漁民、いわゆる低層の人々にとっては貧困・飢餓に苦しめられていた時代だそうだ。 よって聖人信仰・宗教信仰も高まりをみせ、そのことが画家の感性、才能と結びつき、より数々の名画が生まれることとなったんですと。 そういや~日本でも飢饉や疫病がまん延すると仏像が増えていったもの。 皮肉だけど、人々にとっての危機って芸術・文化にとっては対局なのかな~?? というわけで・・・いつになく講釈三昧の語り(汗) あの~ことわるまでもなく時代背景は受け売りですから~ハイ ただ やっぱり宗教とか、もちっと教養の窓もあると、見られる絵画さんも本望なんでしょうけど・・・ごめんなさいよっと。 でもですね、作家さんは文に魂込めるように、画家さんはきちんと1枚のカンバスに、眼は口ほどにものを言うほどの感情を凝縮させるんですね~。 その1枚1枚から、ほんとに喜びが 悲しみが 絶望が 希望が 伝わってくるんですね。 ああ この絵の前にたたずんでいたいなっていう作品も、辛すぎるっていうものも、タイトルから思わず受け狙いか?と思うものまで・・・。 一見の価値ありですゾ。 14日までですと。 朝いちですゾ。 う~ん 熱く語った 絵画鑑賞後は、たちまち現世にもどりS米さんとは、ランチをしながら、お姑さんと亭主殿の話で大盛り上がり、ハハハ。 禁断トークだらけでとても書けましぇ~ん お互い、常識とか慎ましさとか、そんなもののモノサシなんかとっくにへし折っちまった・・・ある意味とてもスケールの大きすぎる人を家族に持っている者同士、戦友? でも、S米さん あなたのお母様にゃ負けるわ。なんかウチのお父ちゃんがあんがいまともな人に見えてきちゃったもん おっと~ これ以上危険区域 いかんいかん ああ~ 説明を忘れるとこでしたあ。 写真は左が宗教画の傑作 ヴーエ(エスランの聖母) 右がフェルメール(レースを編む女)です。 どっちも心が穏やかになりませんか? S米さん なにからなにまでの気配りありがとうね。
by hyokkorijima
| 2009-06-04 17:16
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