ぎりぎりセーフ~


 ♪~若葉が街に~急に萌え出した~ある日 私の知らないうちに~♪って・・そういえば天地真理さんはどうしているのでしょう?
 若葉が本当に目に眩しいですね。この季節は気持ちが前向きになれるから大好きです。

 ところで、昨日私は映画「マリリン7日間の恋」を観に新宿に出かけてきました。
 
 
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 なにか昨日行っておかないと終わってしまう予感があったのです。今日新宿バルト9のスケジュールを見たらやはり上映は今日まででした。ぎりぎりセーフ~、ここってなぜかいつも終わる前日かなにかに知らせる気がする。困ってますよ~だ。(間に合ったからよいものの・・・)
 開始時刻が午前9時の1回だけ、よって今、分庁舎で研修中の娘と一緒の時間帯になってしまい 不本意ながらいっしょに新宿まで行きました。
「まったくいいご身分ね~ みんなこれから仕事なのに映画ですか! 優雅でお気楽で~」ってつっかかっちゃってサ。だからイヤだったんだけど・・時間がかぶっちゃってるから仕方ない。
 私が週の2日しかない休みをどう使おうが・・大きなお世話だい!ですよね?皆様006.gif

 で内容ですが・・・1956年、もうすでにセックス・シンボルとしてアメリカの大スターになっていたマリリンが往年の名優にして監督も務めるローレンス・オリヴィエの新作「王子と踊り子」という映画に共演するため初めてロンドンにやってくる。
 慣れない土地柄と緊張とオリヴィエとの確執から精神的にどんどん追い詰められていくマリリン。その彼女の支えとなったのが23歳の「サード」と呼ばれる第3助監督のコリン。
 このコリンとはまあ、今のテレビ界でいうところのADさんですかね。 華やかな大スターとはどこの国でもいつの時代でもおしなべて孤独なもの。このピュアでど素人との僅かな休息が疲れきっていたマリリンには7日間の新鮮な命の洗濯だったのでしょう。
 まっ、恋というタイトルにはちょっと?とは思いますが・・・。
 主演のミシェル・ウィリアムズはとにかくマリリンモンローそっくり! あのメリルストリープとアカデミー主演女優賞を「そっくり対決」で争いメリル・・に貫禄負けしてしまったようですが。
 ホントによく似ていました。インド人もびっくりならぬ、生きていたらケネディもびっくりですよ(ちょっとブラックが効きすぎかしら?)

 アメリカ(ハリウッド)映画の世界ってやはり華やかなのですね。ローレンス・オリヴィエの陣中見舞いにやってきた妻はなんとビビアンリー。「風と共に去りぬ」じゃありませんか。このときすでにビビアンは四十路をすぎていて、スクリーンで輝くばかりのマリリンを見て複雑なような。
 それを悟ったかのような夫が君の方が才能はあるみたいなことを言うと「私はもう43歳、旬をすぎたことは知っている」みたいなことを言うのだけど。そこでローレンスは23歳の若造に言うのです「幾つになっても傷つけてはいけないものは女の自尊心」と。
 ホントにあちらの映画はハートにビュンビュンストライクが入ってきますね。

 マリリンモンローも最後はあまりに大きくなってしまった自分の名前に、本当の自分がわからなくなってしまったのでしょう、自分はモンローを演じているのか、それともこれが偽りない自分自身なのか、スターはいつもそれに苦しみ結局、クスリ漬け。それは時を経ても変わらない構図なんでしょうか? マイケル、ホイットニーなどなど。

 モンロー没して今年50年だそうです。この映画は鎮魂歌ですかね。生きていれば御年86歳、ギャッウチの母より年上です。86歳のモンローはやっぱりみたくないかも・・です。
 75歳の美空ひばりも77歳の石原裕次郎も・・。
 スターとは星の煌き、一瞬にその命をめいっぱい輝かせてそして消えてしまう。
 美しく哀しいさだめの星なんんでしょうねフ~ム。
by hyokkorijima | 2012-04-20 23:26
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