続 いろいろ思う


 びっくりしました。 昨日私はラジオに出演した林 真理子さんのことを書いたと思いますが・・・
 なんと今日、朝ドラが終わったらNHK「あさいち」のゲストがまたまた林 真理子さんだったじゃない。
 思わず声が出てしまったわ「ええ~!」って。
 ラジオでは一生300円のお弁当を食べる人生でいいかと言っていたけど、今日のテレビでは「健全な野心」という言葉を口にしていましたね。飛行機に例えて・・・。30年前に1度招待でファーストクラスの飛行機に乗ったとき、これからは自分の稼ぎでファーストクラスに乗る自分になると誓っていたそうな。それこそエコノミーの席しか知らない人生じゃなくビジネス、ファーストへとステップアップしていく自分を描いて努力はしてきたつもりだと。 若いときのあらゆるマスコミに出ずっぱりだった頃の映像をみて「嫌な女でしたね、でも叩かれ笑われ あらゆる経験を積んで今がある」と言ってる今は、作家だなと、そして私は好きな部類だなと確信しました。

 で、これから語るのがその対極の方。そう林 真理子さんが直木賞を取ったとき、ともに争ったのが、作詞家山口 洋子さん、そして落合 恵子さん。女の三つ巴の戦いといわれたのです。その後、山口洋子さんも直木賞を受賞し、結局、落合恵子さんは直木賞を手にすることはありませんでした。
 以前にも書いたと思いますが、中高生の頃、私は落合恵子さんが大好きでした。ラジオでは自分の名前を冠にした番組を持ち、エッセイにも長けて、話しても書いても素敵な人。私にとっては「神」でしたね。
 その落合さんのここ10年くらいは・・・あの白髪のままのライオン髪に、いっつも戦う姿勢を漂わせ、なにか70年代のアメリカのウーマンリブの闘士みたいで苦しくなります。

 我が家で取っている○京新聞の夕刊で落合さんの「わが道」という自伝が始まりました。
 くだんの髪型についても、長いことお母様の介護に携わっているうち美容院にいく時間も取れなくなり、取ろうと思えば取れるのかもしれないがそうまでして美容院にいく必要性も感じなくなり、いつのまにか周りからは「山姥」「怒髪天」と言われているがこれが私の生きることに対するスタイルと誇っていたのにはがっかり。
 はたして受け入れられているのだろうか?いっときテレビ朝日の朝の番組でコメンテーターをしていたけどすぐに消えてしまったのは、あの髪型が朝の番組にそぐわないと投書されたのではないかしら?とかんぐりまでしてしまう。

 私が母親なら娘には私の為に髪振り乱してまで張りついてもらわなくていいし、娘も身の回りをまったくかまわなくなっていく母親はきっと嫌だろう。かたくななまでの一途さは時に人をとても息苦しくさせる。
 私がヘルパーで通っていたころ、とても介護に細かいひとのことを何人かの人が「落合恵子」と隠語を使っていた。

 今、すごくノーマルに支持されるようになった林 真理子さんを見て、落合恵子さんを思わずにはいられないひょっこりでした。 ただ私には残念ながら「健全で強固な野心」がないのよね~。
by hyokkorijima | 2013-07-05 23:09
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